ケータイ機種変、そしてiPhone壁紙
2007年 06月 23日
かくいう私も、ご多分の漏れず持っております。五人家族のうち四人までが所持しておりまして、持っていないのは中学1年生の三男だけ。わが家の信条として「ケータイは高校生から」ということになっておりますので(単に長男が高校から持ち出したというだけの理由なのですが)、三男は真摯に信条を受け止めて、所持するに至っておりません。ただ友達の中には、当たり前のように(それも小学生時代から)自分用のケータイを持っている者もいるわけで、これも時代やなあと思い、子供思いの父母は「ま、必要なときだけ、母さんのケータイを持っていけばいいわ」と言っております。中学といえば部活で忙しい折、そんなにケータイを持ち歩くことはありません。夜、友達とメールのやりとりをしたり(明日出す宿題ってなんだったっけえ〜などの重要連絡ですな)するぐらいですので、母さんケータイで十分のようです。
さてこの春(4月)、NMP(携帯電話番号移動制度とかいうヤツ)に乗っかって、今まで使っていたSoftBank携帯を4台ともauへと変更しました。長男と次男は自分の好きな機種にしたのですが、問題は母と、そのケータイを使う三男。まず母は、
「私ってさあ、機械が苦手だから、父さんか誰かと一緒の機種じゃないと、使いこなせないと思うのね」
と言うのです。この軟弱者め! 自分用の器具ぐらい、自分で使えるようにならんかい! そうは言うものの、機種変更をするたびに、
「ねえ、これ、どうやるの? ねえねえ、教えてよお」
と、うるさくつきまとわられるのも嫌なので、
「じゃあ、俺のと一緒にすればいいじゃん」
と、やさしい夫は言ったのであります。
さて、問題は三男。彼は「母さんのケータイ」をまるで自分のもののように使いこなしているわけで(着信数もメモリにあるアドレス数も彼の方が断然多い)、となると自分が気に入った機種でないと気が済まない。で、言ったのです。
「僕は、スライドケータイがいいなあ。二つ折りじゃない方がいい」
すでにこの時点で私は、二つ折りのスリムケータイに目星を付けていたので、この言葉は青天の霹靂でした。私の機種は母(妻)の機種と同じにすることを約束してしまっていたからです。
そこで私。
「う〜ん、スライドもいいけど、母さんにはちょっと若すぎないか?」
すると三男。
「そんなことないよ。じゃあ二つ折りじゃなきゃ、いかんの?」
と突っかかってきます。
ここはどうしようかと思案のしどころでしたが、先に機種変更した二男のスライド携帯が、とても調子がよいらしく、二男絶賛。てことで、使いやすいならそれでもいいかと、同じ機種に決定。三男も納得したのでした。
で、二男が緑、妻が白、私が黒と、全く同じ機種で別々の色のケータイを契約したのでした(長男は別の機種のオレンジ色でした)。
ということで、人生初めてのスライドケータイを使い出した私。初めは少々戸惑ったものの、意外に使いやすいことに気づきました。インターフェースのソフトウエアが上手に作られているため、マニュアルなしでグングンいけます(いつもマニュアルは読まないですが)。操作感に妙な突っかかりがないので、ストレスもなく、なかなかよろしい。また最大の難問だった「スライドである」ことも、いやあ、見やすいです。いちいち蓋を開けなくていいというのは、こんなに便利なものかと、目から鱗ですわ。
さて、なんで今ごろ、4月のケータイ騒動を書いたかというと、実は機種変更をしたあとの待ち受け画面の話がしたかったからなんですね。
普通、ケータイの待ち受け画面は、初めからなんらかのものが入っていますが、変更してしまうことも、まま、ありますね。私も自作の画像(弊社ロゴ)に替えてずっと使っていたのですが、昨日、知り合いのデザイナーが遊びに来てくれまして、そのとき彼のケータイ待ち受けを見せてくれたのですよ。なんとそれは、iPhoneそのものだったのです。いやあ、驚きましたねえ。きっと誰か作るんだろうなあと思っていましたが、iPhoneが発表されてしばらくしてから、すでにネット上では横行していたようです。
で、私もそこら中を探してダウンロード。今日、四苦八苦しながらも、なんとか設定しました。いやあ、いいですねえ。待ち受けだけでなく、メニュー画面までiPhoneですからね。
ま、厳密に言うと、これらの画像を勝手に使うのは著作権に反していると言えますが、Appleさんとしても、これだけ周りが盛り上げてくれるんだから、目くじらを立てることはないでしょう。ということで、私も楽しませてもらっています。
さて、このブログを書いている時点では、まだ誰も私のケータイ待ち受けが変わったことを知りません。後で家族に見せびらかしてやろうと思うのですが、きっと長男や二男は「をたく!」の一言で片付けてしまうんでしょうねえ。なんか悲しいですが、ま、いいです。自己満足の世界なんですよ(iPhoneが日本で出たら、絶対に買ってやるうううう)。
【iPhoneをご存じない方のために】
iPhoneは、コンピュータのMacやiPodを販売している米国のApple社が発売する携帯電話です。スマートフォンの範疇に入ると思われ、電話やメール機能だけでなく、iPod機能や、インターネットアクセスその他、いろいろ持っているようです。米国では2007年6月29日に発売になりますが、半年前に発表されたころから各所で話題になっています。すべてをタッチパネル(画面を押す)で操作しますし、有機的というか生っぽいというか、そんな動きが人間臭くて、多くのファンを獲得しています(売り出す前なのに)。ちなみに日本での発売は未定。2008年に出るという噂もありますが、単なる噂の段階です。そういえば昨日、NTT docomoの社長が「iPhoneを獲得するためにApple社との協議を始める」とか言い出したようですが、果たしてドコモが獲得できるかどうか。巷の噂ではSoftBankが一番近い位置にいると言われていますが、auもよだれを垂らしているとのもっぱらの評判。さて、日本発売の暁には、どこから出るのか……(全社から出るのが理想ですが・笑)。
iPhoneの操作感は、米国Apple社のホームページで見ることができます(米国内のCMが流れています)。こちらからどうぞ(QuickTimeがいるかも……)。
もし見られない場合は、静止画だけでも、こちらからどうぞ。