Amazonから「Kindle端末のサポートを5月20日で終了するよ」とメールが届いた。2012年に日本で発売されたKindle端末が対象とのこと。ご丁寧に「対象の端末には、Kindle Paperwhite第1世代が含まれます」と添え書きがある。私、このKindle Paperwhite第1世代を持ってる。
Wikipediaによれば、2012年10月に「日本版のPaperwhite、Fire, Fire HDを発表」とある。手元の資料(
ブログ記事 )によれば2013年1月にKindle Paperwhiteを買った。日本での発売を機にAmazonがキャンペーン的なこと(たぶん)をやっていて、それに乗って買ったような記憶がある。当時8,000円という安値だったのを覚えている。
本は基本、紙ものを買うが、電子版であるKindle版を買うこともある。紙ものが絶版だったり、電子版だと0円だったりと、理由はいろいろだが、少なからずKindle版を買っている。でもね、本を読もうとするとき手に取るのは、なぜか紙ものが多い。Kindle端末は、1台に多くの本を収納できるし、e-inkによる画面表示のため電池持ちがめちゃくちゃ良い。目にも優しい(文字は若干粗いが)。だからKindleでいいじゃん、なわけだが、なぜか紙の方を手に取ってしまう。ただし外出時は、持ちやすい、軽量(たくさんもっていける)などなどから、断然Kindleがいいが。
まあ紙ものをつい手に取るのは、手元に読みたい本が紙ものでしかないから、が理由かもしれないが、Kindleだと、起動して(ケースの蓋を開けるだけだが)、本を探して、という動作がめんどくさいのかもしれない。本を探す際、検索機能も使えるが、紙ものなら室内(というか自分の周囲)をざっと見渡せばすぐに見つかるので、なんだかこっちの方が気楽に手に取れる、というわけだ。
とはいえ電子版を否定するつもりは全くない。電子版は上記のように便利だし、なんなら読みたい本をすぐにダウンロードすることもできる。これは紙ものでは無理な話だ。
ということで、紙ものと電子版を、まあそれなりに両方とも活用してきたのだが、ここへ来て標記のサポート終了だ。
サポートが終わるとどうなるかといえば、新たに本をダウンロード等できなくなる。またKindle端末を初期化等して再度、自分用に設定しようとしてもできなくなる。そんな感じ。ただし、すでにダウンロード済みの本はそのまま読めるし、Kindle端末が壊れない(初期化等しない)限りは使い続けることができる。
ならいいじゃん、と思うものの、なんかしっくりしない。心の中がモヤモヤする。なんでだろう。
今回はサポートを中止するだけであり、Kindleという電子書籍のシステムが終了するわけではない。だから今後も新しい端末や、iPad等の機器にダウンロードするアプリで購入も講読もできる。でも、将来的にシステム自体がなくなる可能性はゼロではない。まあ、私が生きている間にそうはならないだろうが、なんとなくモヤモヤする。
2023年、実家に住んでいた親が亡くなり、家の中を大々的に片付けた。父は本好きであり、読んでいないだろう本も含め、多くが残っていた。それらを整理したのだが、若干冊は手元に残し、あとはブックオフなどに買い取ってもらった。
こうして古い本を見ると「ああ、紙ものって保存状態が最悪でなければ、いつでも読めるんだな」という思いを持ったものだ。その本があったことすら覚えていない、なんてことも多々あるが、たまたま見つけて読み直してみる本というのは、なかなか味わいがある。つい読みふけってしまう。
昔、サザエさんのマンガ(アニメでなく紙の方)で、大掃除をしているとき、畳を上げたら古い新聞が敷いてあり、それを読み始めてしまう波平とマスオの絵があったが、そういうことである。紙に書かれたものは、なぜか「つい読み始めてしまう」。
スウェーデンでは早くから学校教育のデジタル化が進み、タブレットを使うことで紙の教科書がなくなったと聞く。しかし2023年に教育方針を変更し、紙が復活してきたようである。一説には、スウェーデンの教科書の質の問題から、基本方針を戻したという話もあるようだが、いずれにせよ、紙で読み、紙に書くという行動が、人に優しいのかもしれない(デジタルと比べると便利さは少し減るが)。
個人的には、仕事で文章を書いたりデザインものを作ったりする際、ある程度出来上がった状態で必ず紙にプリントアウトするようにしている。紙で見た方が、なぜか間違いを見つけやすいからだ。どこかでそんな研究があったような記憶もあるが、詳細は覚えていない。
かなり前の話になるが、オフィスのペーパーレスが叫ばれた時期があった。時代はデジタルだ、何でも紙でというのは古い、などと言われ、またコスト軽減のためにも紙の使用が避けられ始めたことがあった。しかし結局、ペーパーレスにはなかなかったし、ペーパーレスが最適解ではないという思いが、人々の中にモクモクと盛り上がってきたように思う。
ということで、Kindle端末のサポートが終了するとの告知に伴い、電子と紙へについて改めて思いを巡らせてしまった。
電子ものはそれを管理するシステム(端末ではなく上位のシステム)がなくなればおしまい。でも個人のストレージには残るから、機器が壊れるまでは読むことができる。この点は紙もさほど変わらない。システム関連は別にしても、電子系で機械が壊れるか、紙系で紙の劣化(焼失、浸水なども)で読めなくなるかで、大して変わらないかもしれない。まあ、長い目で見れば紙の方が長持ちしそうだが。
ただ、私の中に持ち上がったモヤモヤは、そんな物理的なことではないように思う。「親和性」とでも言えばいいのだろうか。相性とか、親しみやすさとか、なんとなくこっちが好きとか、そんな、ある意味、合理的に考えればどうでもいいような事柄に、気持ちが引っ張られているように思う。でもね、そんな「つまらない」ことによってモヤモヤするなら、つまらないことを大事にした方がいいような気になってしまう。
ということで、やはりこれからも紙の本を中心に手に入れ、読んでいくことになるだろう。もちろんKindle版(電子版)も状況に応じて活用していく。
ただ、手持ちのKindle端末がサポート修了になるが、Amazonが推奨する新しい端末を買うのはやめておこう。Amazonによれば、この機に、つまりサポート終了端末を持っている人が、新しいKindle端末を買うと20%オフになり、さらにKindle本用のクーポン2,000円分がもらえるとのこと。お得なような気もするが、そもそも20%オフになる端末のうち最も安いもので19,980円するそうで、私が2013年に買ったPaperwhiteの倍以上の価格。これじゃあ、20%引きされてもやっぱり高いなあと思ってしまう。
じゃあ今後どのように電子本を読むかといえば、iPadやiPhone用のKindleアプリを使えばいい。すでに双方ともインストール済みであるので問題ない。だからKindle端末を新たに買うより、使用中の古いiPad miniを更新する方が現実的なわけだが、現時点では(現在販売中のiPad mini 7では)Face IDが付いていないので、ちょっと尻込み。1年の半分以上、手荒れで指紋認証が「効かない」指の持ち主としてはFace ID装着待ちなのだが、それはまた別の話である。
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