iPod 5G(80GB)のバッテリー交換
2009年 12月 04日
Dockにつなぎっぱなしなら問題ないのですが、外へ持ち出すと電池の摩耗が問題になります。以前からこのiPodは、取材時にボイスレコーダーとして使っていたのですが、今では満タン充電をしておいても3時間もたつと電池が空になってしまうようになり、これでは心配で仕事に使えません。となれば新しいiPodを買うのか?と一瞬思いましたが、さすがにそれももったいないと思い、電池交換の方向で考えてみることにしました。
Appleの製品は昔からそうですが、ユーザーが分解しないことを基本としています。内蔵のリチウム電池の交換も、本来なら自分でやらずにAppleへお願いすることになるわけですが、それだと6,800円かかります。さらにしばらくの間、Appeに「入院する」ことになるわけで、それもちょっとなあと考えてしまいました。
で、「困ったときのgoogle」で、ネットで検索してみると、結構自分でバッテリー交換をしている人がいるもよう。それなら私もと、やってみることにしました。
いろいろ調べて、交換に適したバッテリーを見つけました。私にとってはお馴染みのAmazonで価格を見ると、3,000円ほど。おお、Appleに頼む価格の半額でできると小躍りしたのですが、さらに調べると、なんと2,000円を切ったバッテリーを発見。3,000円のものも結局は純正品ではありませんので、それなら安い方がいいかなと思い、こちらを発注。送料込みで2,200円なりです。Appleへ発注する場合の3分の1の価格です。
届いた製品はこれ。緑の2本の棒が、iPodを分解するためのツールだそうで。
で、早速分解(実際の作業は2週間ほど前に実施しています)。
ネットで見た方法で分解していきますが、これがなかなか難しい。緑の棒の先をiPodの隙間へ押し込んで、ぐいぐいと横にずらしていく格好になるのですが、なかなかうまく外れません。単にずらすだけでなく、押し込んでずらしながら棒を持ち上げてやると、てこの原理で底蓋がうまく外れる場合もありましたが、それにしても蓋を外すだけで10分以上、iPodと格闘しました。
全体の7割方が外れた状態がこれ。あとちょっとです。
完全に外れた状態がこれ。iPodのハードディスクから出ているケーブルがカバーの方にくっついているので、この状態で開く(置く)形になります。三枚に開いたような形ですね。
よく見ると蓋の部分に緑色のカスがいっぱいついていますが、これ、全部、分解用の棒のカス。柔らかい棒なので、ぐいぐいやっているうちにぼろぼろになってしまいます。まあ、一度しか使えないってわけですね。
きれいにしてからの状態がこちら。まだカスが残っていますが。
で、この写真の蓋側(上)の右に見える黒い四角がリチウム電池です。これをはがして交換するわけですが、電池自体が両面テープでくっついていて、なかなか取れません。下手に力を入れると、蓋に密着させてあるケーブル(オレンジ色の線)まで取れてしまいそうで、結構気を遣いました。
なお、写真左上の部分でケーブルが外れていますが、ここはこちら↓の写真の赤丸の部分から引き抜いたあとの状態です(写真、ぼけてるけど)。
電池を交換して写真の赤丸部分にケーブルをさします。ケーブルの先に白いプラスチック板が付いているので、それを頼りにぐりぐり押し込むのですが、これがなかなか入らない。ところが、入っていないように見えてちゃんと入っているんですね。元の電池のケーブルについていた白いプラスチック板と長さが違うようで、そのため「まだ入りきっていない」と勘違いしたようです。
ここまでできたら、そっと蓋を閉じて、あとは力任せにパチン、パチンとはめ込んでおしまい。
トータル20分くらいでできました。再生も問題なし。ボイスレコーダー機能もOK。安く済んだし、「入院」させなくて済んだので、めちゃくちゃ満足です。
いやあ、分解って楽しいですねえ(^_^)。
当記事がご参考になったとのこと、よかったです。
なんだかうれしいです。
また分解のコツも教えていただき、ありがとうございました。
iPodは毎日使っているので、もしかしたら近々、再度の分解が必要になるかもしれません。その節は、お教えいただいた「技」を使ってみますね。(^O^)V
ありがとうございました。